WORKS
八本松の家3
コンセプト
敷地は高台の住宅地。山端の角地ということもあり見晴らしの良い土地である。この住宅の特徴は平屋建てに東面の大きな開口。平屋建ての特徴として、一階で生活導線が完結するため家事を効率よく行え家族との触れ合いも自然と増える点、その一方で大きめの敷地が必要になったり個人のプライバシーの確保が難しい点がある。この住宅では、スキップフロア(段差)を設けLDKと廊下の空間を緩やかに区切り、上った先にさらに個室を設けることで個室はより独立感を得られる計画とした。廊下はワークスペースも兼ねている。また、子供室の壁をポリカツインという光を通す素材にし欄間をガラス等透過する素材にしたことで、プライバシーを確保しつつ東面の大開口から得られる採光や通風を他の空間と共有できるようにした。和室の壁に隠された梯子を上るとロフトに繋がる仕掛けもある。建物自体はコンパクトに計画しつつ空間を最大限活用できるよう工夫した。
建築概要
設計・監理 | 俵博紀+小畠浩二
俵・小畠建築設計事務所 |
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名称 | 八本松の家3 |
所在地 | 広島県東広島市 |
敷地・条件 | 敷地面積:1373.66m2
用途地域:第一種中高層住居専用地域 前面道路:4.00m |
建築概要 | 主要用途:専用住宅
構 造:木造 階 数:地上1階建 建築面積:137.70m2(41.65坪) 延床面積:132.21m2(39.99坪) |